コニャックについて:
コニャックとは、ブドウ果汁を発酵・蒸留したもののうち、原料となるブドウは
全てコニャック地方で産出されたものだけを使用し、決められた期間樫樽で熟成されたお酒です。
さらに、コニャックの中でも6つの地区による分類があります。
地区名による分類と特徴:
1.グランド・シャンパーニュ
複雑で華やかな香り、芯の強い豊かなボディが特徴の最高級品です。最も熟成に時間がかかると言われています。
2.プティット・シャンパーニュ
グランド・シャンパーニュに準ずる酒質を備えますが、やや熟成は早めで繊細な香味を持ちます。単体で製品化されることは稀です。
3.ボルドリ
ボリューム感の豊富な、膨らみのある香味を持ちます。ブレンド用の原酒としてコニャックの鍵を握る場合もあります。こちらも単体で製品化されることは稀です。
4.ファン・ボア
5.ボン・ボア
6.ボア・ゾルディネール
それぞれ輸出用の高級コニャックにはあまり使用されない産地です。酒質は軽め、熟成は早めで、複雑さや華やかさはそれほどありません。
フィーヌ・シャンパーニュ
この他、1.グランド・シャンパーニュと、2.プティット・シャンパーニュ規格のブドウのみから作られていて、
グランド・シャンパーニュ産のコニャックを50%以上使用したものを、特に「フィーヌ・シャンパーニュ」と呼びます。グランド・シャンパーニュの華やかさとプティット・シャンパーニュの繊細さを併せ持ち、かつ熟成の早いプティット・シャンパーニュからの熟成感も出てくるため、バランスに優れたコニャックになります。
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